有料老人ホーム入所中の利用者様の容態悪化に伴う医療機関への入院のための搬送。
在宅酸素療法導入中の方で、呼吸状態の悪化による急激な高流量の酸素投与がCO2ナルコーシスに陥る可能性があり、意識障害の兆候や酸素化、全身のモニタリングを行いながら搬送させていただきました。
CO2ナルコーシスは、
酸素療法の合併症の1つで、特にⅡ型呼吸不全の患者様に酸素療法を行う場合、注意する必要があります。CO2ナルコーシスは呼吸の自動調整機構に異常を生じ、肺胞の換気が不十分となった場合に、二酸化炭素が体内に蓄積され、意識障害などの中枢神経症状が現れる病態をいいます。初期には呼吸促拍、頻脈、発汗、頭痛などの症状が起き、傾眠や昏睡に至ります。意識障害、高度の呼吸性アシドーシス、自発呼吸の減弱は3症状としてよく知られています。
酸素療法NAVIより一部引用
搬送区分・搬送エリア | 看護師同行支援・東京都内 |
年代・性別 | 70代・男性 |
搬送中の処置・看護ケア | 酸素投与・バイタルサインモニタリング |
時間・費用 | 30分・3万円 |